髪ツヤを保ちながら枝毛を防ぐには、髪の表面をこすらず、乾燥や熱によるダメージを減らすことが基本です。枝毛になった髪は自然に元へ戻せないため、すでに枝毛がある場合は毛先をカットし、残った髪を傷めないケアに切り替えます。
枝毛ができる主な原因は髪表面のダメージ
髪の表面はキューティクルといううろこ状の組織で覆われています。キューティクルが摩擦や乾燥、熱などで傷むと、髪内部の水分や成分が失われやすくなり、毛先が裂けて枝毛につながります。
特に次のような習慣は、枝毛やツヤの低下を招きやすいものです。
- 髪を強くこすりながら洗う、またはタオルで拭く
- 濡れたまま寝る
- ドライヤーやヘアアイロンを髪に近づけすぎる
- 同じ部分に高温のアイロンを何度も当てる
- ブラシやくしで毛先を強く引っ張る
- カラーやパーマを繰り返し、髪の負担が重なる
髪ツヤと枝毛対策を両立するケア方法
シャンプーは頭皮を洗い、髪は泡で包む
シャンプーでは、髪同士を強くこすらないことが大切です。ぬるめのお湯で髪と頭皮を予洗いしてからシャンプーを泡立て、指の腹で頭皮を洗います。髪の長さ部分は、流れる泡をなじませる程度にすると摩擦を抑えられます。
すすぎ残しは頭皮の不快感につながることがあるため、耳の後ろやえり足まで十分に流します。熱すぎるお湯は乾燥を招くことがあるため、熱さを感じにくい温度に調整してください。
トリートメントは毛先を中心になじませる
コンディショナーやトリートメントは、髪の中間から毛先を中心に使います。頭皮に付ける製品でない場合は、根元にたっぷり塗る必要はありません。
塗布後はすぐに強くこすらず、製品に表示された時間を目安になじませてから流します。髪の状態に合う製品は人によって異なるため、使用後にベタつく、重くなる、きしみが強いといった場合は使用量や製品を見直します。
タオルドライは押さえるように行う
濡れた髪は傷みやすいため、タオルでゴシゴシこすらないでください。まず手で髪の水分を軽く絞り、タオルで髪を挟んで押さえるように水分を取ります。
髪をタオルで強く巻いたまま長時間過ごすより、できるだけ早く乾かすほうが、濡れた状態での摩擦を減らせます。
ドライヤーは根元から乾かし、最後に冷風を当てる
ドライヤーを使うときは、髪から少し離し、同じ場所に熱風を当て続けないように動かします。最初に乾きにくい根元を乾かし、毛先は必要以上に熱を当てないようにします。
髪全体が乾いたら、仕上げに冷風を当てると、髪の表面を整えやすくなります。完全に乾いていない状態で寝ると摩擦や寝ぐせの原因になるため、毛先まで乾いたことを確認してください。
ヘアアイロンは乾いた髪に短時間だけ使う
ヘアアイロンやコテを使う場合は、髪が乾いている状態で、同じ部分に何度も当てないようにします。濡れた髪に高温のアイロンを当てると、髪への負担が大きくなるおそれがあります。
使用前には、熱から髪を守る目的のスタイリング剤を使う方法があります。ただし、製品を使っても熱による負担がなくなるわけではないため、温度を上げすぎず、使用回数を必要な範囲に抑えることが大切です。
ブラッシングで枝毛を増やさないコツ
ブラッシングは、毛先から少しずつ行うと髪を引っ張りにくくなります。いきなり根元からとかすのではなく、毛先の絡まりをほぐしてから中間、根元へ進めます。
濡れた髪をとかす場合は、濡れた髪にも使えるブラシや目の粗いくしを使い、無理に引っ張らないでください。絡まりが強いときは、毛先を手で支えながら少しずつほぐします。
枝毛はカットで整え、予防ケアを続ける
一度裂けた枝毛は、トリートメントで一時的にまとまって見えても、髪そのものが元の一本の状態に戻るわけではありません。枝毛が目立つ場合は、傷んだ部分より少し上を美容師に整えてもらうと、毛先をそろえやすくなります。
自分で枝毛だけを探して切る場合も、清潔なはさみを使い、髪を無理に引っ張らないことが重要です。ただし、枝毛が広い範囲にある、毛先の量が大きく減っているといった場合は、部分的に切るより全体の長さや形を美容師に相談したほうが判断しやすくなります。
髪ツヤを保つために見直したい習慣
- 洗髪前に毛先の絡まりを軽くとかす
- シャンプー前に髪と頭皮を十分にぬらす
- 洗髪後はタオルでこすらず、早めに乾かす
- 乾かす前に毛先用のヘアオイルや洗い流さないトリートメントを使う
- ヘアアイロンやコテの温度と使用回数を抑える
- カラーやパーマの間隔を詰めすぎない
- 毛先の引っかかりや枝毛が増えたら、早めに毛先を整える
ヘアオイルや洗い流さないトリートメントは、髪の表面をなめらかにしてツヤを出し、摩擦を減らす助けになります。ただし、枝毛を修復するものではないため、使用後の見た目が整っても、熱や摩擦を減らすケアは続けてください。
枝毛対策で避けたい思い込み
「枝毛を見つけたら、その部分だけを引き裂く」のは避けましょう。髪を手で裂くと、切った部分より上まで傷みが広がる可能性があります。
また、ツヤが出る製品を使えば、どのような熱や摩擦にも耐えられるという意味ではありません。ツヤを出すケアと、髪を傷める原因を減らすケアを組み合わせることが、枝毛予防につながります。
髪ツヤと枝毛対策の結論
髪ツヤを保ちながら枝毛を防ぐには、洗う・拭く・乾かす・とかすときの摩擦を減らし、熱を当てすぎないことがポイントです。すでにできた枝毛は元に戻せないため、傷んだ毛先を整えたうえで、毎日の扱い方を見直しましょう。
まずは、洗髪後にタオルでこすらないこと、濡れたまま寝ないこと、アイロンを同じ場所に繰り返し当てないことから始めると、髪への負担を減らしやすくなります。







